2016年度最後の総会を実施しました

​まもなく三期目に入る日本アーティスト協会の総会を行いました。

現在、会員数は個人・法人あわせて19組です。

NPO法人先進国であるアメリカと比べると、日本ではまだまだ認知度の低さや誤解がある法人形態です。
大まかな特徴をあげると以下となります。

・会社である
・ボランティア団体ではない
・「利益を上げるための事業」ではなく「ミッションを遂行するための収益を得る事業」を行う
・株主や出資者への利益の分配は認められない
・会費を支払って加盟をする
・給料や報酬を正当にもらうことができる

[参考] 日本とアメリカのNPO比較 - 千葉県
https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/npo/kaigai/documents/1syou.pdf

私たちは「なぜNPO法人という形態を選んだのか」という質問をよく受けます。

私たちが目指すアーティストの未来は、社会にエンタメ以外の役割を持つ職業として存在することです。
これをアーティストの「社会的地位の向上」や「新職業化」と言っています。

そのためには、同業内や限られたパートナーと人材・資源・マーケットの奪い合いをするのではなく、幅広く「アーティストの価値」を知っていただくために、公平かつ柔軟な活動を通じて、「文化」を醸成していく必要があると考えています。

現在の会員の皆さんは、「音楽やアートやお祭り騒ぎが好き」「アーティストを支援したい」「兼業で一生表現活動を続けたい」などのモチベーションがキーワードで、本職は公務員からIT企業社長まで多種多様です。

当会での活動が本業での取引やアイディアにつながったり、他にはないブランディングに生かせるなど、奇しくも、法人内で異業種交流や地域交流の縮図が形成されているのも面白いところです。

こういった特徴から、アーティストや表現活動の持つ可能性、ニーズの掘り起こし、最終的なマッチングプランなど、ケーススタディが生まれやすい環境とも言えます。

アーティストが社会と最も近く存在するための活動に、最も適している形態がNPO法人なのだと確信しております。

今後、アメリカにも負けないようなNPO法人事業の成功例を作り、日本を代表する会社を目指して精進してまいります。




当会の会員の皆さまは、家庭を持ったり、子供を授かったり、職場が変わったりしながら、それぞれがかけがえのない役割を持っています。

今年までにやってきた内容を抜粋すると、下記のようになりました。

・東北4県の9つのFM局のラジオ番組
・7年間毎月続くオープンマイクイベント
・東京都江東区の子育て支援企画
・千葉県浦安市、東京都中目黒の地域振興イベント
・埼玉県と千葉県の障害者支援企画
・全国的な精神障がい者スポーツ企画
・百貨店のシーズンまるごとのキャスティング
・大型ビジョンで自社番組をスタート
・インバウンドの海外旅行客向け演奏
・ライフプランセミナー
・ウェディングイベント
・企業・ブランドのPR支援

いずれも関わっていただいた皆さまのお顔を思い浮かべると、改めて感謝の思いで胸がいっぱいになります。

4月からの29年度は、いよいよ本格的に音楽と教育の分野に力を注いでいきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

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<日本アーティスト協会 事務局>
問合せ先:j.artist.association@gmail.com
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FB:https://www.facebook.com/japanartistassociation/
TW:https://twitter.com/official_jaa
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文=Umami+

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